マツです!
今回は私の出身地でもある山形県鶴岡市の特産品である『だだちゃ豆』という枝豆を紹介したいと思います!最近は、全国的にも有名になっていると思います。
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だだちゃ豆とは?その意味と特徴は?
もうすっかり全国的にも有名になった?枝豆『だだちゃ豆』ですが、あまり知らない方の為に、情報をお伝えしたいと思います!
名前の由来と特徴
由来
「だだちゃ」とは、庄内地方の方言で「おやじ」「お父さん」という意味。その昔、城下町・鶴岡が庄内藩だった頃、枝豆好きな殿様が城下から毎日持ち寄らせては、「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」と聞いていたことから、だだちゃ豆と呼ばれるようになったといわれています。江戸時代から鶴岡周辺の農家が大切に守り伝えてきた味は、今や全国的に知られる味となりました。
だだちゃ豆の特徴は?
外皮が褐色がかり、さやの毛が茶色で、くびれも深いので見栄えは必ずしも良くないが、甘味と独特の濃厚な風味があり、香りも強いので、食べ始めたら、もうやめられなくなるほどです。栽培する土地が合わないと風味が落ちてしまうことから、生産地が限られていることと収穫期も短く、保存も困難だったため、長らく幻の豆と呼ばれていました。しかし最近は流通網が発達したことやクール便で品質を保ったままで遠隔地まで運べるようになった事が、全国的に知られるようになったと思います。
だだちゃ豆が全国的に有名になった理由は?
2000年~2002年くらいにキリンビール一番搾りのテレビCMに中山美穂さんが起用されました。このCMではビールに合う美味しい「つまみ」が、全国から選ばれて中山美穂さんがビールと一緒に食べるというものでした。この中に『だだちゃ豆』も選ばれたのでした。年配の方は記憶にあるでしょうか?田舎に帰省した中山美穂さんが「だだちゃ、だだちゃ、だだちゃが食べたい!」両足をバタバタさせてビールと『だだちゃ豆』を一緒に食べるという2001年6月に放送されたキリン一番搾りのテレビCMを私は覚えていました。
キリンビール一番搾りCM 中山美穂 だだちゃ豆
このCMの反響は凄まじく、『だだちゃ豆』が一気に全国的に有名になってしまったようです。
その為に、消費量が大幅に増えて、価格も高騰してしまったようです。私のように、地元の人は、美味しい『だだちゃ豆』は、子供の頃から当たり前に食べていました。『だだちゃ豆』が大人気となったことにより、価格も高騰したことから、便乗する業者も出てきて美味しくない枝豆を『だだちゃ豆』と偽って販売する業者も出てきました。そこでJA鶴岡では、ブランドイメージを維持する為、他の地域で生産した『xxxx豆』?を『だだちゃ豆』として販売しないように要請して、品質を維持するようにしているようです。
「だだちゃ豆」の品種
限られた地域(鶴岡市白山地区)で生産される枝豆が「だだちゃ豆」と呼ばれており、香りと甘みがあり、美味しさも別格です。この地区独特の風土、美味しさを引き出すために栽培場所を選び大変な手間をかけて、代々種を守り続てきた生産者の努力が、もはや「ただの枝豆」とはいえない人気の「だだちゃ豆」というブランドを作り上げているのです。
実は「だだちゃ豆」には、6種類の品種があります。
- 早生甘露 7月下旬~8月上旬
- 甘露 8月上旬~8月中旬
- 早生白山 8月中旬
- 白山 8月中旬~8月下旬
- 晩生甘露 8月下旬
- おうら 8月下旬~9月上旬
販売所情報(JA鶴岡白山支所)
- 連絡先:0235-25-6665
- 住所:〒997-0841 山形県鶴岡市白山西野 191-2
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:毎月第2水曜日(7月、8月は除く)
- 駐車場:有。
アクセスMAP
8/14(月)のお盆休みの真っ最中に、朝から採れたての「だだちゃ豆」を買いに行きました。行ったお店は、JA鶴岡白山支所(産直館白山店)で、昔から直売をしていましたが、最近は益々お客さんが増えて奪い合いになる場合もあります。朝、9:00の開店ですが、開店直後より、既に駐車場は満杯でした。しばらく待ってやっと駐車できました!お盆で帰省中の県外ナンバー車も多いですね。
ここ産直館の「だだちゃ豆」売り場は、人でごった返しています。各生産者毎に「だだちゃ豆」が、並べられて、試食も各生産者毎に出してあります。なので、皆さん試食をしてみて美味しい物を購入します。1袋(500g)で670円(税込)もするのですが、5袋、10袋と飛ぶように売れて行くので、すぐに売切れ状態になりますが、しばらく待っていると各生産者の方々が、補充に来ます。ただ、試食であまり美味しくない物は、売れ行きが良くありません。ほんの微妙な差なんですがね。生産者の方も競争で大変ですね。
今日購入したのは、品種(早生白山)の「だだちゃ豆」ですね。
さっそく茹でてみました
今年もやっぱり美味しいです。食べ始めると止まらない美味しさです。
まとめ
「だだちゃ豆」最高にうまいです!夏はこれを食べないと、まだ食べた事がない方はぜひ一度食べて見て下さいね。通販でも購入できます。ちょっと値段は高いかも知れませんが、普通の『枝豆』とはぜんぜん違いますから!また、我が家では、夏に購入した「だだちゃ豆」を冷凍保存しておきます。味は少し落ちますが、解凍して枝豆として食べたり、豆ごはんにしたりと、冬でも「だだちゃ豆」を楽しんでいます。