マツです。
2022年2月に長女夫妻に男の子が誕生。それで2023年2月23日に1歳の誕生日のお祝いを仙台市太白区茂庭にある旧伊達伯爵邸『鍾景閣』で行いましたが、とっても良かったです。また、仕方ないと思いますが、2023年4月1日からは値上げとメニューも一部変更されるようなので紹介します。
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旧伊達伯爵邸『鍾景閣』とは?
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』とはどんなところかというと、次のような歴史がある所のようです。
旧伊達伯爵邸鍾景閣は、明治時代後期仙台市一本杉に建造された住宅建築です。江戸時代は大名であった伊達伯爵家の邸宅として創建され、戦後まで屋敷として使用されました。昭和56年に解体の後、現在地に復元されました。
昭和22年、昭和天皇が東北巡幸のおりの御泊所となり、また平成9年、天皇・皇后両陛下(現:上皇・上皇后両陛下)が、第四十八回全国植樹祭に行幸啓されたみぎりの御休息御座所ともなりました、この旧伊達伯爵邸『鍾景閣』。市民の貴重な財産として、皆様より末長くご利用いただけるよう、明治後期の和風建築そのままに、自然息づく茂庭の地に、復元されたものです。伊達文化の情緒あふれる各部屋は、小宴会から大勢様の大宴会まで、またご結納やご長寿祝いなどの慶事にも広くご利用いただいております。自慢の庭園は良く手入れされ、見るものの心を癒してくれます。
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の仙台箪笥料理の由来
宮城の伝統工芸品の仙台箪笥は、非常に高価な箪笥として全国的に知られています。ルーツは、伊達政宗が青葉城を築城する際に、大工の棟梁によって作られた建具の一部だと言われています。江戸末期には、仙台藩家臣の武士たちが、仕事が少なくなったため、内職仕事によって仙台箪笥を製作してその後箪笥職人に鞍替えしたようです。
仙台箪笥の特徴は、豪華な飾り鉄による金具の装飾と、重厚感あふれる美しい漆塗りで、材料として栗や杉・欅(けやき)などが使われている点です。
本来、刀や羽織を納めるために作られた仙台箪笥は、その作りの確かさから親から子へ、子から孫へと代々使われております。旧伊達伯爵邸『鍾景閣』ではその仙台箪笥をミニチュアにし、料理を取り入れ箪笥料理としてご提供しています。現在は、この箪笥料理を食べるために全国からお客様が来られるようです。
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の店舗情報
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の様子
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の外観
これが旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の全景ですね。かなり敷地は広いですね。
これは鐘景の松というもので、樹齢約300年になるようです。仙台市指定の名木でその形が竜が臥している姿に似ていることから通称臥竜松とも呼ばれているそうです。伊達藩主の奥方から賜わった盆栽を家臣が庭に植えたものが成長したもののようです。
宿泊・会議室利用・日帰り温泉利用などができた「茂庭荘」は、残念ながら2022年3月17日で閉館となっていました。理由は、長引く新型コロナウイルス禍で売り上げが激減。更に2022年3月16日の福島県沖震度6強の地震でボイラー設備や客室などに大きな被害を受けた為、営業再開の見通しが立たないと判断したようです。
駐車場は『鍾景閣』と「茂庭荘」との共用になっているのですが、「茂庭荘」は営業終了しているので『鍾景閣』専用状態ですね。
これが、お客様の入口の門ですね。
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』は、各種お祝いや、食事が可能ですが、見学もできます。
ここが入口ですが、土足禁止なので、ここで靴を脱いで下駄箱に入れて入館します。
入口付近には裏庭へ続く飛石の道がありました。また、仙台市章の原型となったといわれる鍾景閣の鬼瓦が展示されてありました。
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の内観
入口を入るとすぐに伊達箪笥や、伊達政宗の兜、騎馬像、生け花がありました。
月替わりの四季彩の膳の献立がありました。
お土産コーナーは以前はもっとたくさんあったようですが、現在はあまりお土産物はありませんでしたね。
早めに着いたので、少し内部を見学しました。お昼の食事会などが何件かあるようでしたが、まだ寒い2月ということで、締切って暖房していたので、見学できないところもありました。
旧伊達伯爵邸『鍾景閣』の個室
今回利用した個室はこんな感じの部屋でした。参加者は、娘夫婦と孫、両方の両親と私のかみさんの母親の全部で8名でしたが、充分過ぎる広さの部屋でした。
窓の外はすぐに広い庭になっていました。
一升餅のお祝い
会食の前には、昔から行われている一升餅を背負わせる儀式を行いました。一升餅は赤ちゃんの1歳のバースデーを祝う伝統的なイベントですね。約1.8㎏の餅を赤ちゃんに背負わせて歩かせますが、今回のお餅は1個ではなく2個に分割されている物にしました。娘の旦那さんのご両親がネット注文してくれました。名前・誕生日・ハッピーバースデー!の文字を入れて貰いました。
孫(男の子)に一升餅を入れたリュックを背負わせて歩かせましたが、大丈夫かと心配しましたが、何とか少し歩けたようで、良かったです。
伊達旧伯爵邸『鍾景閣』のメニュー
伊達旧伯爵邸『鍾景閣』のメニュー価格改定内容
伊達旧伯爵邸『鍾景閣』のメニューは、原材料の高騰、他コストの増大により、令和5年4月1日より、現行価格から 4%~20%の値上げになるとHPでアナウンスされていました。何でも値上げになっているので仕方ないですね。また、一部メニューが変更になっていましたね。全体をまとめると次のようになりますね。
❖仙台箪笥料理
・婚礼料理【11,000円(税込)、16,500円(税込)】
⇒2023年4月~【11,000円(税込)】(プランがなくなった)
⇒2023年4月~【16,500円(税込)】価格変わらず
・伊達膳【6,600円(税込)、11,000円(税込)、16,500円(税込)】
⇒2023年4月~【6,600円(税込)⇒6,930円(税込)】(値上げ)
⇒2023年4月~【11,000円(税込)、16,500円(税込)】価格変わらず
・郷土自慢 箪笥料理【9,020円(税込)】⇒2023年4月~【9,350円(税込)】(値上げ)
・鍾景閣のご法事プラン【7,700円(税込)、9,900円(税込)、13,200円(税込)】
⇒2023年4月~(プランがなくなった)
❖新作コース料理
・【月替り】五郎八姫コース【5,500円(税込)】⇒2023年4月~【5,830円(税込)】(値上げ)
・古城のみやびコース【11,000円(税込)、16,500円(税込)】⇒(プランがなくなった)
・ご婚礼優美コース【16,500円(税込)】⇒(プランがなくなった)
・ご婚礼採花コース【11,500円(税込)】⇒(プランがなくなった)
❖ランチタイム
・【月替り】四季彩の膳【3,300円(税込)】⇒2023年4月~【3,520円(税込)】(値上げ)
❖お肉料理
・国産牛ステーキ膳 【5,500円(税込)】⇒2023年4月~【6,600円(税込)】(値上げ)
❖お食事定番メニュー
・うなぎのひつまぶし膳【4,400円(税込)】⇒2023年4月~【4,620円(税込)】(値上げ)
・大名駕籠膳【5,500円(税込)】⇒2023年4月~【5,830円(税込)】(値上げ)
❖お子様膳
・お食い初め膳【5,750円(税込)】⇒2023年4月~【6,050円(税込)】(値上げ)
・(お子様のみ)御所車【3,300円(税込)】⇒(プランがなくなった)
・(お子様のみ)梵天丸【2,200円(税込)】⇒2023年4月~【2,750円(税込)】(値上げ)
これは、お飲み物のメニューですが、全員車で来たので、食中にはウーロン茶を注文。食後はホットコーヒーを注文しました。
注文した料理は?
今回は、孫(1歳)の誕生日のお祝いなので、まだ食べられないですが、孫用にお子様膳を注文しました。後は、それぞれ、仙台箪笥料理【6,600円】、【月替り】五郎八姫コース【5,500円(税込)】、国産牛ステーキ膳【5,500円(税込)】、うなぎのひつまぶし膳【4,400円(税込)】を注文しました。
お子様膳(梵天丸)【2,200円(税込)】
子供の好きなメニューが松花堂弁当風に6つに仕切られて入っていました。中身は、変更になる場合もあるようです。今回は【煮物、お造り、いなり寿司、蟹グラタン、海老フライ、ムース、ケーキ】その他にゼリー、コーンスープが付いていました。
食べていないので分かりませんが、普通に美味しいと思います。
孫には一応食べる真似事をさせました。
仙台箪笥料理(伊達膳)【6,600円(税込)】
かみさんが仙台箪笥料理というのを一度食べてみたいとのことだったので、一番安い仙台箪笥料理(伊達膳)を頼みました。これが仙台箪笥料理のおしながきです。
最初に食前酒が提供されました。ノンアルコールの葡萄酒でした。
次は季節のお椀が提供されました。
これが仙台ミニ箪笥ですね。凄く重厚な造りですね。
引き出しを開けてみるとこんな感じでそれぞれ料理が入っています。見た目も美味しそうですね。
仙台ミニ箪笥の料理を全て並べると、こんな感じになりました。
お造り3種盛りと鶏肉の朴葉焼きは、後から提供されました。
豚角煮が入った茶碗蒸しです。
揚げ物は野菜のてんぷらとアジフライでした。抹茶塩で頂きます。
この後は、山菜ごはん、仙台味噌汁、香の物が出てきましたが、写真を撮り忘れました。最後はデザートでコース料理は終了ですね。
【月替わり】五郎八姫(いろはひめ)コース【5,500円(税込)】
これが【月替り】五郎八姫(いろはひめ)コースのお献立です。
【月替り】五郎八姫コースの料理は、こんな「おかもち」に入って提供されました。
お椀は、鴨汁でした。美味しかったですね。
小さめですが、仙台牛のステーキも提供されました。
揚げ物は海老の天ぷらとアジフライでしたが、写真を撮り忘れました。最後のデザートは、ずんだ団子、ごま団子、抹茶でした。
国産牛ステーキ膳【5,500円(税込)】
うなぎのひつまぶし膳【4,400円(税込)】
うなぎのひつまぶし膳は何故か石焼になっていて、御飯は少し焦げています。でもそのまま、出汁を掛けてのまぶしは美味しいようです。
まとめ
今回初めて旧伊達伯爵邸『鍾景閣』に行きましたが、どの料理も見た目も良く美味しかったので本当に良かったですね。それなりに高いので、お祝いの時にしか行けないかと思いますが、何回も行きたいと思えるところでした。まだ行ったことがない方は1度は行ってみた方が良いと思います。