マツです。
今回青森に旅行したのですが、新青森駅で販売していた津軽塗の漆器がとても良かったので、今度結婚する娘へのお土産に購入しました。津軽塗の漆器について紹介したいと思います。
もくじ
津軽塗とは?
津軽塗は1646年、三代藩主 津軽信政が塗師の池田源兵衛(若狭国出身)を召し抱えたことが始まりと言われている。
津軽塗の特徴は?
漆を何度も上塗りしそれを研ぎだす。この工程を繰り返すことで堅牢であり優美な漆器とされる。また、この地域独自の塗り方「変塗」が多く考え出されたので次のような漆工が誕生した。津軽塗の特徴は、堅牢で実用性に富んでいると同時に、非常に優美な外見を持つ、というところにある。津軽塗で用いられる「研ぎ出し変わり塗り」という技法は、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表す方法である。この繰り返しに数十回の工程、二か月以上の日数を費やすことで、複雑で美しい漆模様と、頑丈でしっかりした触感が得られるのだと言える。現代まで伝わっているのは唐塗 / 七々子塗 / 紋紗塗 / 錦塗の四技法である。
経済産業大臣指定伝統的工芸品に選定
1975年に経済産業大臣指定伝統的工芸品に選定されました。
重要無形文化財に指定
伝統工芸「津軽塗」が2017年10月2日付けで国の重要無形文化財に指定されました。重要無形文化財の指定は県内では初、漆芸分野の保持団体認定は輪島塗についで全国2例目となります。
津軽塗の進化とは
津軽塗はこれまでにも産地診断、伝産法による振興事業、活性化対策で新商品開発、 需要開拓、人材育成、組織強化・・・等々の施策が打ち出され、次々と新しい事業に取り組んできた。
しかし予測を上回る社会情勢の変容の中で、いくつかの新たな課題が生まれてきた。 そしてその中でもマーケティングが最大の課題となっている。 しかしここ数年、若手職人を中心として異業種交流・各種公募展、展示会への出品など様々な試みが行われている。 また、現在「ロイヤルコレクション」というブランドを立ち上げ、首都圏の大手ガラスメーカー・陶磁器メーカー・宝飾メーカー とコラボレーション(協同開発)を行っている。
さらに、津軽塗躍進戦略「TSUGARU JAPAN」事業(県重点事業)は、「海外進出商品プロモーション事業(販売戦略課)」と「商品開発推進事業(弘前技研)」 の2つの事業で構成され、プロダクトインからマーケットインまでを連動したものとなっており、 海外のクリスタルメーカーとのコラボレーションによる販売網を築き上げてた。
新青森駅で販売の津軽塗漆器
斬新なデザインの漆器
伝統的技法の唐塗の技術を用いて(穴の開いたヘラで斑点模様に色漆を塗り研ぎする等)洋風生活にも合うような 色合いを作り出したモダンな品です。桐箱に入った変わり塗の夫婦のセットです。お祝い、記念品等、様々な場面での贈り物として喜ばれます。津軽塗の最後の工程である研ぎ出しをあえてやらないことにより、面白い柄と立体感が現されたセットで価格も安くなります。
お土産として購入
結婚のお祝い用に熨斗を付けて貰いました。
まとめ
漆器というと高級品、また純和風というようなイメージを持っていましたが、若い人にも好まれそうな、洋風の漆器があることに驚きました。丁度、今年結婚予定の娘への夫婦茶碗のお祝いを考えていました。見た瞬間、これは良いと思いました。少し高いとも思ったのですが、衝動買いしてしまいました。でも長く使って貰えると思います。