秩父から世界一へ!肥土伊知郎のウィスキー「イチローズモルト」は奇跡?

マツです。
2020年5月25日放送された「逆転人生」は、どん底から世界一のウィスキーを作り上げた肥土伊知郎(あくといちろう)さんの苦闘の模様が描かれていました。肥土伊知郎さん苦闘の歴史と購入した「イチローズモルト」の試飲結果を紹介したいと思います。

肥土伊知郎さんの「逆転人生」とはどのようなもの?

2020年5月25日放送の逆転人生で、株式会社『ベンチャーウィスキー』秩父蒸留所でウィスキー「イチローズモルト」を製造・販売している肥土伊知郎(あくといちろう)さんが出演しました。

肥土伊知郎(あくといちろう)さんは、祖父が創設した東亜酒造を父から譲り受けたが、業績不振を立て直すことができず、日の出通商に営業譲渡を行いました。そして、ウィスキー国内消費量が右肩下がりの冬の時代に、社長の職を投げうって自立することを決意し、ウィスキーの原酒400樽を引取ってのウィスキー販売と自前の蒸留所でのウイスキーの製造を手がける、株式会社『ベンチャーウィスキー』を設立しました。この間に原酒400樽のウィスキーをブレンドした『キングオブダイヤモンズ』が、イギリスの「ウイスキーマガジン」のジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれました。

その後に立ち上げた秩父蒸留所で蒸留した原酒を使った最初のモルトウイスキー『秩父 ザ・ファースト』は、ジャパニーズウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。2018年と2019年と2020年はそれぞれ「イチローズ モルト&グレーン リミテッドエディション ジャパニーズブレンデッドウイスキー」と「イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2019」と「(同左)2020」が「ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース部門」にて、世界最高賞を受賞した。肥土伊知郎さんは埼玉県秩父の小さな蒸留所でウィスキーをつくり、その品質は世界が認めるまでになりました。また2019年、「イチローズモルト」シリーズの54本セットが香港で競売にかけられ、落札額はなんと国内ウイスキーでは過去最高となる約1億円でした。3年連続で世界最高賞を受賞した酒を生み出した肥土伊知郎さんのどん底から這い上がってきた反骨精神と執念を番組では紹介していました。

肥土伊知郎さんのプロフィールは?

プロフィール

  • 名前:肥土 伊知郎(あくと いちろう)
  • 生年月日:1965年に埼玉県秩父市の造り酒屋(東亜酒造)の家に生まれる。
  • 職業:株式会社ベンチャーウイスキーの創業者で社長
  • 出身地:埼玉県秩父市
  • 学歴:東京農業大学 醸造学科
  • 受賞歴:2004年 「キング オブ ダイヤモンズ」がイギリスの『ウイスキーマガジン』のジャパニーズモルト特集で最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれた。2007年 「秩父ザ・ファースト」がアメリカの専門誌でジャパニーズ・オブ・ザ・イヤーを受賞。

肥土伊知郎さんが立ち上げた秩父蒸留所とは?

秩父蒸留所とはどんな蒸留所?

肥土さんは、2004年には「ベンチャーウイスキー株式会社」を設立しました。この時は父から引き継いだ400樽のウィスキーをブレンドしたり、樽替えしたりで販売していたようですが、いづれは自社で蒸留所を作らないと、ジリ貧になる思い勝負に出た肥土さんは、2007年に秩父に自社の蒸溜所を立ち上げました。

肥土伊知郎さんが、自身の蒸留所の場所に秩父を選んだ理由として、自らの故郷であり支援してくれる人々がいたことやさらに肥土家などが江戸時代から日本酒を造ってきた地であり、酒造りに適した環境であったことだそうです。秩父蒸留所は、市街地から車で約30分ほどの小高い丘の上にあり、夏は高温多湿、冬は朝晩が氷点下にいたる寒さの厳しい環境です。

この厳しい環境は、ウイスキーの熟成に多大な影響を与えると言われています。小さなミル、マッシュタン、ミズナラ製の発酵槽、スコットランド・フォーサイス社製のポットスチルで、ハンドクラフト(手づくり)にこだわりモルトウイスキーを生産しています。貯蔵庫の床は土をむき出しにしました。また、仕込みには天然のミネラルが溶け込んだ大血川渓谷水系の軟水を使用しています。また近年では地元埼玉県産の大麦を使い、小ロットながらフロアモルティングを始めています。短い熟成期間にも関わらず、フルーティでバランスの良いウイスキーが仕上がるようです。

創業年 2004年
蒸留所設立年 2007年
ポットスチルの数 2基
ウォッシュバックの数 8基
材質 ミズナラ
熟成庫の数 2棟
ウェアハウス貯蔵方式 ダンネージ式
蒸溜所面積 9,900㎡
従業員数 7名
ビジターセンター
見学の予約
要(プロ向けのみ。一般見学は行っておりません。)
英語でのツアー
可(但し、対応可能スタッフ不在時は不可となります。)

秩父蒸留所の情報&場所は?

秩父蒸留所の情報
  • 住 所:埼玉県秩父市みどりが丘49
  • 電話番号:0494-62-4601
  • 最寄り駅:秩父鉄道 皆野駅、西武線 西武秩父駅。皆野駅からタクシーで約15分、西武秩父駅からタクシーで約20分。
  • 営業時間:9:00 〜 17:00
  • 休業日:不定期(年末年始・メンテナンスシーズン臨時休業あり)

秩父蒸留所へのアクセスは?

 

秩父蒸留所の「イチローズモルト」の口コミは?

<イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル>

このうちブレンドで力を発揮する原酒を選び、キーモルトとして、全部で(国内・外合わせて)9蒸溜所のモルト原酒と、2蒸溜所のグレーンウイスキーをブレンド。さわやかで、華やかなウイスキーに仕上がりました。

 <テイスティング コメント>
色は、明るく輝きのあるゴールド。レモンピールやオレンジピールなど、爽やかな柑橘系の果物を感じるトップノート。スイートで軽やかな中に、複雑で奥深い原酒のハーモニー、コクのある余韻を感じる。好みの問題があるので、大々的に発表はしていないのですが、実は、ハイボールとの相性はバッチリです。あえて、ある程度の加水をして、コクが出るようなブレンドにしてあります。自然の状態にこだわりノンチルフィルター(冷却濾過なし)、ノンカラー(無着色)としました。
味わいは、一言でいうと リッチ&メロー。やや甘く滑らかな味わいの中に、ふくよかなモルトのコクと、夏らしい爽やかさを併せ持っている。46度で調節してあるが、度数を感じさせないバランスの良さ。ブレンドの中にスコッチが数種含まれており、今までの羽生を原酒としたブレンドとは、少しスタイルが違い、またこれも面白い。なおかつ、このレベルのウイスキーでこの価格は、驚異的!! 

『イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベルを購入してみました

 

まとめ

  • ウィスキー「イチローズモルト」で世界一となった肥土伊知郎(あくと いちろう)さんの「逆転人生」は素晴らしいですね。日本人として、ビジネスマンとして尊敬します。
  • ウィスキー「イチローズモルト&グレーン ホワイトラベル」を購入して試飲してみましたが、やや甘く滑らかな味わいの中に、ふくよかなモルトのコクと爽やかさが感じられます。とても飲み易くて美味しかったです。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事