
マツです!
『古代アンデス文明展』が仙台市博物館で2018年7月27日(金)~9月30日(日)
の日程で開催されます。古代アンデス文明は、とても謎が多いんです。
巨石の文化ティワナク、広大な地上絵を描いたナスカ、マチュピチュを含む
南北4000kmに及ぶ範囲を支配したインカ帝国。砂漠の海岸地帯から人が住む
限界の高地まで、世界の他の文化に類をみない多様な環境の中で、アンデスの
人々は、独自の文化を築き上げていきます。
独創的な外見の土器を作り、黄金の製品や美しい織物の中にメッセージを織り込み、
紐と結び目のキープと呼ばれる「記憶の道具」に彼らの歴史の秘密を隠しました。
とっても有意義な展覧会で、今回行かないと、次はいつ行けるか分かりませんよ。
今回行かないと絶対損しますよ。
古代アンデス文明展とは
南米大陸西岸に栄えた古代アンデス文明の環境は、世界の他の文化に類を
見ないほど多様でした。南北の広がりは4000キロメートル、標高差は海岸の
砂漠地帯から人が住む限界の高地まで4500メートルにも及び、それぞれの環境に
多彩な文化が盛衰を繰り返しました。また、トマトやトウガラシ、ジャガイモなどの
今やなくてはならない作物も古代アンデスの地で育まれ、後に世界の料理を変えた
と言われています。
本展覧会では、地上絵で知られるナスカや黄金の都と言われたシカンなど、アンデス
文明を代表する9つの文化を、優れた意匠の土器、織物、黄金製品、ミイラなど選び
抜かれた約200点の貴重な資料を通して紹介します。代から、16世紀のスペイン人に
よるインカ帝国征服まで、約1万5千年の文明史をご覧ください。南米大陸の太平洋岸
に展開した、時間的にも空間的にもあまりに巨大で複雑な文明の全体像を私たちはまだ
ほとんど知りません。
時間的には先史時代から16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまでの約15000年間
空間的には南北4000km、標高差4500mに及ぶ広大な地域で、ナスカ、モチェ、ティワ
ナクなど多種多様な文化が盛衰を繰り返しました。
本展覧会では、アンデス地域に人類が到達した先史時代から、16世紀にスペイン人が
インカ帝国を滅ぼすまでの約15000年間に多様な環境に応じて花開いた9つの文化を
取り上げ、黄金製品、ミイラ、土器など総数約200点で紹介します。
会期
2018年 7月27日[金]~ 9月30日[日]
開館時間
午前9時~午後4時45分(入館は4時15分まで)
休館日は、毎週月曜日(但し8月6日、13日、9月17日、24日は開館)
他に9月18日(火)、25(日)
観覧料
■一般・大学生 1500円(前売 1,300円)
■高校生 800円(当日券のみ)
■小・中学校 600円(当日券のみ)
会場
仙台市博物館
- 住所 仙台市青葉区川内26仙台城三の丸跡
- 連絡先 022-225-3074
交通
仙台市地下鉄東西線ご利用の場合
地下鉄東西線「仙台駅」から八木山動物公園行きに乗車、「国際センター駅」
下車、南1出口から徒歩約8分
るーぷる仙台ご利用の場合
仙台駅西口バスプール16番乗場「るーぷる仙台」で約20分、博物館・国際センター前
下車、徒歩3分
お車の場合
仙台宮城インターより約10分(駐車場:普通車50台、バス5台駐車可能)
(※)駐車場には限りがあります。ご来館の際には、公共交通機関をご利用ください。
展示構成
今回の展示では、カラル、チャビン、ナスカ、モチェ、ティワナク、ワリ
シカン、チムー、インカという9つの文化を取り上げています。
この展覧会では、アンデス文明を代表する9つの文化から厳選された
資料200点により、その全貌に迫ります。
長い年月の間にどのように発達し、何を成し遂げ、どのような遺産を後世に
残したのかについて、考古学、人類学それぞれの視点からご紹介いたします。
序章アンデスへの人類到達 紀元前13,000年~3,000年頃
アンデス特有の環境に、いつ、どのようにして人類は到達したのか。序章では
アンデスに人が定住するまでの長く、複雑な過程を最新科学から辿りつつ、
アンデス地域の様々な環境をご紹介します。
第1章アンデスの神殿と宗教の始まり
カラル文化:紀元前3,000年頃~2,000年頃
ペルーの首都リマから北に20キロほど離れた場所にある世界遺産「カラル遺跡」。
砂漠地帯のカラルでは定住生活が始まった痕跡が見つかっており、社会組織が存在
していたといいます。カラル遺跡は本当にアンデス文明の起源なのか。本章では
アンデスにどのような神殿がいつ建造され、どのような宗教を持っていたのかを
ご紹介します。
未焼成の男性人像(レプリカ) |
線刻装飾のある骨製の笛 |
第2章複雑な社会の始まり
チャビン文化:紀元前1,300年~前500年頃
数々の石造りの壮大な建造物で知られる古代アンデス文明。石の文明の
始まりはどの時代からであったのか。ペルー北部山岳地域のチャビン文化では
石彫の神像や頭像などが見られ、その片鱗を見ることができます。広範囲に
影響を及ぼしたその宗教観や図像、社会構造をご紹介します。
動物象形石製すり鉢・すり石 |
自身の首を切る人物の象形鐙型土器 |
第3章さまざまな地方文化の始まり
ナスカ文化:紀元前200年頃~紀元650年頃
モチェ文化:紀元200年頃~750/800年頃
アンデス文明では文字が発明されなかったため、土器の意匠が意思疎通の
ツールとなっていたと言われています。土器を通して人々が世界観を共有して
いたモチェ文化、地上絵で知られるナスカ文化、同時代の異なる地域で華開いた
両文明を探ります。
刺繍マント(ナスカ文化) |
象嵌のマスク(モチェ文化) |
第4章地域を超えた政治システムの始まり
ティワナク文化:紀元500年頃~1,100年頃
ワリ文化:紀元650年頃~1,000年頃
シカン文化:紀元800年頃~1,375年頃
「太陽の門」をはじめとするティワナク文化の高度な石造建築技術、同じ高地で
共存していたワリ文化の時代から築かれ始めたインカ道(道路網)、そして黄金
の装飾品を生み出したシカン文化の金属加工技術。後のインカ帝国の基礎となった
各地が生み出した政治、経済、文化の体系をご紹介します。
ネコ科動物をかたどった儀式用香炉(ティワナク文化) |
細かい細工がほどこされた金の装飾品(シカン文化) |
第5章最後の帝国─チムー王国とインカ帝国
チムー王国:紀元1,100年頃~1,470年頃
インカ帝国:紀元15世紀早期~1,572年頃
アンデス文明の最後を飾った、チムー王国とインカ帝国という二つの勢力の
覇権争いを描くとともに、スペイン人の侵略によって崩壊したインカ帝国の
実像をご紹介します。
木製の葬送行列のミニチュア模型(チムー文化) |
インカの象徴的なアリバロ壺(インカ文化) |
第6章身体から見たアンデス文明
古代アンデス文明には、旧大陸には見られないミイラの文化が育ちました。
本章では身体に表れた様々な加工の跡を概観し、アンデスの生病老死について考えます。
男児のミイラとその副葬品(チリバヤ文化) |
開頭術の跡のある男性頭骨(チリバヤ文化) |
記念講演会
会場
仙台市博物館ホール(定員200名)申込制・無料
演題・講師・日時
■「古代アンデス文明 その誕生から滅亡まで」
●講師:篠田謙一 氏(国立科学博物館副館長兼人類研究部長)
●日時:7月27日(金)13:30~14:30
■「ナスカの地上絵を生んだ古代アンデス文明」
●講師:坂井 正人 氏(山形大学学術研究院 教授)
●日時:8月 5日(日)10:30~12:00
記念ライブ
会場
仙台市博物館ホール(定員200名)申込制・無料
ライブ名・出演・日時
■「瀬木貴将スペシャルミニライブ」
●出演:瀬木貴将 氏(サンボーニャ・ケーナ奏者)
●日時:8月25日(土) 1回目/11:00~11:30
2回目/14:00~14:30
前売り券のお求め先
ローソンチケット(Lコード:21956)
セブンチケット
チケットぴあ(Pコード:991-445)
イープラス http://eplus.jp
イオン仙台店、イオン仙台中山店、イオン仙台幸町店、イオン利府店、イオン富谷店、
イオン名取店、イオン多賀城店、イオン石巻店、
日専連カスタマーセンター(アエルビル9F)、ニッセンレン・テラス セルバ店
仙台市博物館ミュージアムショップ/TBCホームページ/河北新報販売店
まとめ
早く展覧会に行きたいです。尚、会場では、一部を除いて写真撮影が可能な
ようなので、本物をスマホでバッチリ撮影したいと思います。
皆さんも前売券を購入して、是非行って見て下さいね。