
この頃、小説家で登山家の深田久弥の著書『日本百名山』という名著があることを知り
購入しました。現在なお発刊53年を迎えても登山者のバイブルであり続けているのは凄いというしかないです。
日本百名山は、国内の100座の山を紹介していて山を登る多くの人にとって日本百名山は、彼の選んだ百の山に多くの人が共感したからで日本の山の象徴みたいになっています。
私もこの本の影響を受けて日本百名山をめざすことになったと記憶しています。
また、この本の中で下記の一文は、ふるさとを遠く離れた私にとっては忘れられないものになり、勇気づけられました。
日本人はたいていふるさとの山を持っている。
山の大小遠近はあっても、
ふるさとの守護神のような山を持っている。
そしてその山を眺めながら育ち、
成人してふるさとを離れても、
その山の姿は心に残っている。
どんなに世相が変っても
その山だけは昔のままで、
あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。
私のふるさとの山は白山であった。
深田久弥 「日本百名山」より
ちなみに私のふるさとの山は『月山』です。
